TOP 文学部卒業生 吉原 美優

私の強み=文学部だからこその学び

2021年度 文学科 日本文学専攻
吉原 美優さん
就職先
千葉県立船橋東高等学校
第1学年副担任
PROFILE

学生の頃は好きだった平安文学を中心に勉強していましたが、現在は近代文学や伝統芸能にも手を伸ばして、新たな趣味を獲得している最中です!プラネタリウムや天体観測も好きでよく行きます。

文学部生に4つの質問

入社してから、現在までの仕事について教えてください。

教員1年目なので、1学年の副担任をしています。来年度から担任をもつ予定です。現在高校1年生の国語の授業を担当している他は、学校説明会や入試関係など、学校運営に関わるような仕事を行う、教務部という分掌にいます。部活は剣道部と合唱部の副顧問です。覚えることだらけです。

どんな時に仕事のやりがいを感じていますか?

生徒が何かを新しく掴んだ瞬間に立ち会うときです。国語は特に、他教科より「自分自身」や「他者」について考えを深める時間が多いと思います。ある単元を通して、生徒が自己や他者、世界のあらゆる出来事に、新たな気づきや成長を実感するような授業をできたときが、1番やりがいを感じる瞬間です。かっこつけた文になってしまいましたが、本当です。

文学部での学びが社会(仕事)でどのように活かされましたか?

4年間で学んだ専門的な知識は、もちろんそのまま授業に活かされています。平安文学以外でも、言語学や文学史、宗教学など、興味があって学んだあらゆるものが線で繋がっていて、ひとつひとつの単元を扱うときに深みを持たせてくれています。また、学生の頃の内省や他者との共有を通して、今までより視野が広がり、思考が柔軟になったことも現在に活きていると思います。

文学部での学びが就職活動でどのように活かされましたか?

私は千葉県の教員採用試験1本勝負で、その点あまり参考にならないかもしれません。強いて挙げるなら、集団討論や個人面接の中で、他者の意見を柔軟に受け入れる姿勢や、あらゆる物事の背景、核になる部分を考えてきたことなどは活かされたのかなと思います。

文学部生のメッセージ

4年間の中で成長できたことは何かと聞かれたら、私は「視野の広さ」「柔軟さ」「自己についての認識の深さ」と答えます。今が100ということではなく、高校生の頃が30だとしたら、大学生活の中で70くらいにはなったような...気がします。そしてこういう今の私は、文学部で学んでいなかったらつくられなかった私です。文学部で学んだからこその強みがたくさんある。皆さんも何か素敵な成長をすると思います。その先に社会生活がありますが、その全ての過程をどうか楽しんで!

会社情報

就職先
千葉県立船橋東高等学校
業種
教育
会社ホームページ
https://cms1.chiba-c.ed.jp/funabashieast-h/