TOP 文学部卒業生 山脇 祐太郎

文学で養った本質を見極める「勘」こそが自分を助ける

2016年度以前 文学科 日本文学専攻
山脇 祐太郎さん
就職先
株式会社小学館
マーケティング局
PROFILE

[ガクチカ]#生方ゼミ(卒論は夏目漱石)#齋藤孝ゼミ#国会議員事務所・週刊新潮でインターン#英国・比国短期留学#TOEIC865#塾講師#ダイニングバー皿洗い[趣味]#読書#ゴルフ#ジム#ファッション

文学部生に4つの質問

入社してから、現在までの仕事について教えてください。

 最初の4年間は、広告局で女性ファッション誌や男性ライフスタイル誌を担当し、雑誌とWebメディアの広告営業をしていました。その後の2年間は、ラグジュアリーファッション誌『Precious』のWeb版Precious.jpの編集をしていました。
 入社7年目以降はマーケティング局で、電子雑誌(dマガジンやkindleなど)の営業をしています。ファッション誌、ライフスタイル誌、週刊誌、児童学習誌などを担当しており、日々、数値分析をし「どんなコンテンツがヒットするのか?」を研究しています。

どんな時に仕事のやりがいを感じていますか?

 営業の売上や記事のPVなど、数字を上げた瞬間です。数字が取れなくても価値のあるコンテンツもたくさん存在しており、数字がすべてではありませんが、クライアントや読者のニーズを満たすことに成功した瞬間、数字が上がるという事実もあります。そのため、数字は世の中の役に立てたことの一種の客観的指標であると、僕は考えています。
 自分自身が生活のなかで感じていることと、数字を照らし合わせつつ企画を立て、その企画が読み通りに当たったときは、シンプルにとても嬉しいです。

文学部での学びが社会(仕事)でどのように活かされましたか?

 Webメディアの編集をしていたころ、日々、”バズる”タイトルを何本も考えなくてはならなかったのですが、文学部時代に蓄積された言葉の引き出しが大いに役立ちました。また、様々な名著に触れてきていたおかげで、企画立案の際も、世間の人たちの興味・関心がどのようなところにあるのか目星が付けやすいです。
 さらに、齋藤孝教授のゼミで、毎週プレゼンをする機会があり、「どう伝えたら聞き手に刺さるか」というのを体感的に学べていたので、社会人になってからの数々の会議やプレゼンで活きています。

文学部での学びが就職活動でどのように活かされましたか?

 出版社のESは分量が多く、筆記試験も比較的ハードです。文学部での読書体験が好影響したことは言うまでもありません。
 文学は、時として世にあふれる綺麗事の欺瞞を暴くなど、物事の本質を教えてくれます。就活に限ったことではないと思いますが、真剣に文学に取り組めば、嘘偽りのない本音の部分がどこにあるのかを嗅ぎ分ける「勘」が身に付いてくるでしょう。ESでも面接でも、何を求められ、どのような立ち居振る舞いをすべきなのかという予測を立てる上で、そうした「勘」がかなり活きたと思います。

文学部生のメッセージ

 高校時代、僕が憧れていた偉大な人物たちは全員文学部出身だったので、当時から「文学部は就職に不利」という定説に疑問を持っていました。そのため、文学部には“何かがあるはずだ”と思い、親の心配をよそに自己責任で文学部に進みました。
 在学中は危機感のなかでひたすらESのネタ作りを続け、結果的に志望していた出版社に入ることができました。僕は文学部が不利とは思っていませんが、仮にそうであったとしても、それを凌駕する地力を付けさえすれば、十二分に闘えると思います。常に「一歩、前へ」の精神でいきましょう!

会社情報

就職先
株式会社小学館
業種
広告・出版・マスコミ
会社ホームページ
https://www.shogakukan.co.jp/