TOP 文学部卒業生 青砥 萌々子

夢を叶えるきっかけとなった4年間

2017年度 文学科 演劇学専攻
青砥 萌々子さん
就職先
四季株式会社(劇団四季)
人事部
PROFILE

大学では演劇に関係する授業が毎日あったので、授業を受けるのがとても楽しかったのを覚えています。趣味の観劇を楽しみつつ、バイトや留学などの経験を経て様々な知見を得ることができました。

文学部生に4つの質問

入社してから、現在までの仕事について教えてください。

入社当初は営業部に配属され、法人向けのチケットセールスの仕事をしていました。学校の芸術鑑賞会や会社の懇親会に向け、劇団四季の作品をご紹介し観劇の機会をご提案していました。また、公演の立ち上げに伴い宣伝計画の立案や公演プロデュース業務も行いました。その後人事部に配属され、現在は給与(報酬支払、勤怠管理など)・労務(労務管理、三六協定など)・人事(雇用契約、査定業務など)の仕事を担い、バックオフィスから公演を支えています。

どんな時に仕事のやりがいを感じていますか?

人の人生を豊かにできることです。私は、観劇から得る感動は人生を豊かにしてくれると考えています。
観劇経験が無いお客様に観劇の機会をご提案し、その後劇団四季のファンになってくださった時がありました。自身がご提案した芸術鑑賞会で劇団四季の作品を観た学生が、その後劇団四季を目指してくださるようになり、人事部員として面接会場でお会いした時は非常に嬉しかったです。
現在は人事として、社員が働きやすい会社を目指して制度設計・導入に携わることで社員の人生が豊かになるように尽力しています。

文学部での学びが社会(仕事)でどのように活かされましたか?

文学部で培った「文献や映像資料を読み解く力」は、現在も対人関係に活かされています。職場には、私と同じ四年制大学出身者、専門学校出身者、国籍が違う方、個人事業主などの様々なバックグラウンドを持つ人がいます。大学までは出会わなかったような、考えや物事の測り方が全く違う人と同じものを一緒に創り上げていくのは想像以上に大変なことでした。まずは相手に寄り添い、行動や言動の裏側を読み解くことで同じ方向を目指せるように働きかける力は、まさに文学部で学んだことだと考えます。

文学部での学びが就職活動でどのように活かされましたか?

「演劇学専攻」という名前の珍しさから、どんなことを学んできたのか興味を持ってくださる企業が多く、質問を通して私自身の経歴を自然と伝えることができました。また、1年生からゼミがある文学部では、自身で決めたテーマについて研究し、効果のあるプレゼンを構築する機会が多かったので、自身の考えを論理的かつ魅力的に話すスキルが大いについたと実感しています。その経験は面接の場でも、落ち着いて自身をアピールできたことに繋がったと考えます。

文学部生のメッセージ

私自身、就職活動を通して「会社は大学や学部だけではなく、その人自身の魅力を探ろうとしている」と感じました。社会人として働いている現在も、魅力ある方と仕事がしたいと考えています。大学での学びを大切にしつつ、様々な経験を積みご自身の糧にしてください。そうすれば自ずと夢を見つけ、夢を叶える機会が必ずやって来ます。文学部生であることに誇りを持ち、会社との出会いを楽しんでください。
皆さんが社会で活躍されますよう応援しています。

会社情報

就職先
四季株式会社(劇団四季)
業種
サービス・インフラ
会社ホームページ
https://www.shiki.jp/