文学で養った本質を見極める「勘」こそが自分を助ける
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- 就職先
- 株式会社小学館
- マーケティング局
- PROFILE
[ガクチカ]#生方ゼミ(卒論は夏目漱石)#齋藤孝ゼミ#国会議員事務所・週刊新潮でインターン#英国・比国短期留学#TOEIC865#塾講師#ダイニングバー皿洗い[趣味]#読書#ゴルフ#ジム#ファッション
入社してから、現在までの仕事について教えてください。
最初の4年間は、広告局で女性ファッション誌や男性ライフスタイル誌を担当し、雑誌とWebメディアの広告営業をしていました。その後の2年間は、ラグジュアリーファッション誌『Precious』のWeb版Precious.jpの編集をしていました。
入社7年目以降はマーケティング局で、電子雑誌(dマガジンやkindleなど)の営業をしています。ファッション誌、ライフスタイル誌、週刊誌、児童学習誌などを担当しており、日々、数値分析をし「どんなコンテンツがヒットするのか?」を研究しています。
どんな時に仕事のやりがいを感じていますか?
営業の売上や記事のPVなど、数字を上げた瞬間です。数字が取れなくても価値のあるコンテンツもたくさん存在しており、数字がすべてではありませんが、クライアントや読者のニーズを満たすことに成功した瞬間、数字が上がるという事実もあります。そのため、数字は世の中の役に立てたことの一種の客観的指標であると、僕は考えています。
自分自身が生活のなかで感じていることと、数字を照らし合わせつつ企画を立て、その企画が読み通りに当たったときは、シンプルにとても嬉しいです。
文学部での学びが社会(仕事)でどのように活かされましたか?
Webメディアの編集をしていたころ、日々、”バズる”タイトルを何本も考えなくてはならなかったのですが、文学部時代に蓄積された言葉の引き出しが大いに役立ちました。また、様々な名著に触れてきていたおかげで、企画立案の際も、世間の人たちの興味・関心がどのようなところにあるのか目星が付けやすいです。
さらに、齋藤孝教授のゼミで、毎週プレゼンをする機会があり、「どう伝えたら聞き手に刺さるか」というのを体感的に学べていたので、社会人になってからの数々の会議やプレゼンで活きています。
文学部での学びが就職活動でどのように活かされましたか?
出版社のESは分量が多く、筆記試験も比較的ハードです。文学部での読書体験が好影響したことは言うまでもありません。
文学は、時として世にあふれる綺麗事の欺瞞を暴くなど、物事の本質を教えてくれます。就活に限ったことではないと思いますが、真剣に文学に取り組めば、嘘偽りのない本音の部分がどこにあるのかを嗅ぎ分ける「勘」が身に付いてくるでしょう。ESでも面接でも、何を求められ、どのような立ち居振る舞いをすべきなのかという予測を立てる上で、そうした「勘」がかなり活きたと思います。
会社情報
- 就職先
- 株式会社小学館
- 業種
- 広告・出版・マスコミ
- 会社ホームページ
- https://www.shogakukan.co.jp/