TOP 文学部卒業生 佐藤 正紀

「個」を磨き、実践力を高める文学部での学び

2017年度 史学地理学科 日本史学専攻
佐藤 正紀さん
就職先
東京都立足立東高等学校
地理歴史科/生活指導部/ボランティア部顧問
PROFILE

趣味は旅行です。日本各地を実際に見て、聞いて、感じた経験は、全て自分の財産です。その財産を日々の授業で生徒と共有できるのも教師のやりがいのひとつです。

文学部生に4つの質問

入社してから、現在までの仕事について教えてください。

大学卒業後の3年間、仙台市立中学校で勤めたのち、2021年4月に入都し現在に至ります。中学校での勤務や専門外の「地理総合」や「世界史A」などの指導の経験を活かし、多角的な視点での地理歴史科の授業づくりをしています。分掌は「生活指導部」を担当しています。学校行事の企画・運営や生徒指導など、主に生徒に関わる仕事をおこなっています。

どんな時に仕事のやりがいを感じていますか?

生徒と共に成長できることをやりがいに感じます。高校生とはいえ、まだまだ心身ともに未熟な部分が多くあります。時には指導や説諭を要する場面もありますが、それを経て、困難を乗り越えようと成長しようとする生徒の姿には、感動すら覚えます。「共に学び続ける教師」として、私も生徒と共にさまざまなことにチャレンジし続けられる教員を目指します。

文学部での学びが社会(仕事)でどのように活かされましたか?

文学部での学びは地理歴史科の指導に直結する内容ばかりです。教員免許を取得する過程で受講した講義の数々は、幅広い視点からの授業を展開する上での一助となっています。また1年生からのゼミでの発表も大きな財産となっています。相手を理解させたり、納得させたりするための内容面での努力もさることながら、静粛な雰囲気の中で発表を進めていく度胸も回数を重ねていくごとに鍛えられた気がします。

文学部での学びが就職活動でどのように活かされましたか?

東京都の教員採用試験では、事前に作成した単元指導計画をもとに面接試験を行います。文学部で日本史学を専攻しているからこそ、生徒の深い学びを促す授業が展開できると考えます。採用試験では、教員養成系学部出身者の方が有利だと思われがちですが、そんなことはありません。みなさんの専攻や専門が武器になります。教師は授業で勝負する。自信をもって、「前へ」

文学部生のメッセージ

人生のあらゆる局面で壁になるのは「自分」です。自分と向き合っていますか?自分から逃げていないですか?自分と戦っていますか?自分を愛していますか?教職は「愛こそ全て」と先輩教師から教わりました。自分を愛せない人は目の前の生徒を愛せません。明治大学には「『個』を強くする」という素敵な言葉があります。文学部での学びを通して「個」を磨き、素晴らしい未来を自らの手で切り開いていってほしいと思います。頑張れ、明大生!

会社情報

就職先
東京都立足立東高等学校
業種
教育
会社ホームページ
https://www.metro.ed.jp/adachihigashi-h/