地理学実習における学びが、現在の仕事にも活きている
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- 就職先
- 国税専門官
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学生時代は、勉強だけでなく音楽サークルでの活動にも熱中していました。当時はバンド仲間と徹夜でスタジオに入ることもありましたが、アラサーになった今では徹夜など到底できません・・・笑
入社してから、現在までの仕事について教えてください。
現在、入庁5年目になります。1年目は税務署の管理運営部門に所属し、各種提出書類の受付、国税に関する一般相談などの窓口業務や、提出された申告書などの入力、国税債権の管理といった内部業務を行っていました。2年目以降は税務署の個人課税部門に所属し、主に個人事業者に対して所得税や消費税等の税務調査を実施し、適正な申告と納税が行われているかを確認しています。また、2月から3月にかけては確定申告業務を行っています。
どんな時に仕事のやりがいを感じていますか?
社会の諸問題を解決するために様々な行政活動が行われており、その財源となっているのが税金です。そして、行政活動が税金によって円滑に進められるように、日本国憲法は国民の義務の一つとして、納税の義務を定めています。しかし現実には、不正により納税義務を適正に果たしていない納税者が存在します。そのような納税者を見つけ出し、申告・納税の重要さを説明して不正について反省させて、それ以降は適正に申告をしてもらえるようになると、よりよい社会の実現に貢献していると思えるため、やりがいを感じます。
文学部での学びが社会(仕事)でどのように活かされましたか?
地理学専攻では「歩く、見る、考える」をモットーとしており、現地で起きていることを分析する上で、机上で得た知識だけでなく、実際に現地へ足を運び自分で見聞きしないと得られない情報がいかに大切なのかを学びました。税務調査においても現地で見聞きした情報は非常に重要で、不正を発見するうえで、調査先へ行った際にどのような資料を見つけ、また相手からどのような情報を聞き出す必要があるかを、準備段階でよく考えて整理してから調査に臨むように心がけています。
文学部での学びが就職活動でどのように活かされましたか?
地理学実習において、現地でヒアリング調査をした際に学んだことが、公務員試験の面接で活きました。具体的には、地域課題に対して行政機関が実際にどのような行政活動を行っているのか、また行政活動を行う上でどのような障壁があるのかを職員の方から直接伺う機会があったため、志望動機や入庁してからやりたい仕事について、具体性と説得力をもって面接時に話すことができました。また、地理学というマニアックな分野を専攻していたこと自体が、面接官の興味をそそり、就職活動に役立ったと思います。
会社情報
- 就職先
- 国税専門官
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