TOP 文学部卒業生 辻尾 実加

学校向け営業に活きている史料講読での学び

2018年度 史学地理学科 日本史学専攻
辻尾 実加さん
就職先
ラインズ株式会社
リメディアル教育グループ
PROFILE

学生時代はキンボールサークルに所属し、仲間たちと練習・試合を毎週のように行っていました。当時から観劇が趣味で、今でも時々劇場に足を運んでいます。社会人になってからは旅行にもよく行くようになりました。

文学部生に4つの質問

入社してから、現在までの仕事について教えてください。

大学・専門学校向けに、基礎学力強化・就職筆記試験対策ができるeラーニング教材を販売しています。新規開拓だけでなく、既に導入いただいている学校への活用促進のために、学生向けガイダンスや実績の集計報告など、運用のサポートも幅広く行っています。入社1年目から自分の担当エリア・担当ユーザーを持っていますが、どのようにしたら商談が成功するか、どのようにしたらもっとたくさん活用されるかなど、部署メンバーみんなで考え助け合っています。

どんな時に仕事のやりがいを感じていますか?

「導入してよかった」という導入校の教職員の方からの声はもちろん、学習意義や操作方法のガイダンスを行うこともあるため、学生たちからも「学習への意欲が高くなった」という声をいただきます。さらに、部署の中で役に立てていることもやりがいに繋がっています。作成物やノウハウなどの共有が盛んな部署なので、自らの担当校のために作成した資料が他メンバーの担当校でも活用されることがよくあります。部署の役に立てていることが実感できるので、「他にどんな資料があればいいだろうか」と、次へのモチベーションに繋がっています。

文学部での学びが社会(仕事)でどのように活かされましたか?

日本史学専攻の授業では、史料講読を繰り返し行ったことで、物事を一つの視点からではなく、多角的に見て考える力を養うことができました。例えば3年生の演習では御成敗式目を読み解きましたが、ただ現代語に訳すのではなく、条文や語句の意義・背景などを、他の史料や文献を用いて分析・考察しました。今の業務では、大学・専門学校内の誰にいつどのようにアプローチするのか、あらゆる状況を鑑みて自分で考えることが多いため、役に立っていると感じています。

文学部での学びが就職活動でどのように活かされましたか?

ゼミで報告をする際、レポートを作成する際、卒業論文を書く際など、あらゆる場面で自らの考えを論じる機会がありました。その中で、根拠を示して持論を展開する力を培うことができ、就職活動の面接でも、具体的なエピソードを以て説得力のある自己PRをすることができたと思います。また、ゼミや講義の中で議論をする機会が多々あったため、ディスカッションにもスムーズに臨めました。

文学部生のメッセージ

文学部生時代に学んだことを今回改めて振り返ってみて、あの頃に学んだことや培った力が、様々な場面で今の自分に活きているのだと再認識することができました。就職活動では苦しいこともあると思いますが、皆さんが日々学んでいることも必ず役に立つはずですので、自信を持って頑張ってください。

会社情報

就職先
ラインズ株式会社
業種
ソフトウェア・通信
会社ホームページ
https://www.education.jp/