TOP 文学部卒業生 内山 弘毅

文学部でテーマの深め方を学び、新たにマーケティングコンサルタントの道に

2018年度 史学地理学科 アジア史専攻
内山 弘毅さん
就職先
株式会社電通デジタル
ビジネストランスフォーメーション部門 カスタマーサクセス第1事業部(2022年12月現在)
PROFILE

学生時代は、駿河台ボランティアセンター直属団体「Tree」メンバー、駿河台就職キャリア支援センター学生サポーターとして活動していました。最近の趣味は、登山(冬季以外)と皇居ラン(夏季以外)です。

文学部生に4つの質問

入社してから、現在までの仕事について教えてください。

大学卒業後、凸版印刷株式会社に入社し、アカウントプロデューサーとして、公共機関に対する観光事業支援、デジタル技術を活用した新規サービス構想支援等を経験しました。その後、株式会社電通デジタルに移り、コンサルタントとして、デジタル技術を活用したビジネスモデル変革支援に携わっています。
お客さまの「ありたい姿」を一緒に検討し、それに向けた問題・課題を抽出して解決策を提案・実行、そして根付く支援を行います。あるテーマについて知見を深め、お客さまと並走して、成功を目指すことが今の仕事です。

どんな時に仕事のやりがいを感じていますか?

知らなかったこと・出来なかったことに対して修得を実感した時に、やりがいを感じます。
例えばマーケティング、コンサルティング……。現在の仕事で日々向き合っていますが、いずれも学生時代、ひいては前職において、深く関わってこなかったものです。
会社の研修を受講したり、実務で試行錯誤を重ねたり、仕事以外の時間で関連書籍を読んだりするにつれて、分かる・出来るを実感する瞬間が訪れます。「前は1時間半かかっていたことが1時間で出来るようになった」といった小さな成功も、やりがいに繋がっています。

文学部での学びが社会(仕事)でどのように活かされましたか?

特に活きていると感じる学びは二つあります。
一つ目は、卒業研究のなかで意識づけされた、定説を疑い、根拠をもとに論ずるという過程です。新規サービスの構想支援においても、現状業務の改善支援においても、発想を豊かで堅実なものにしてくれていると思います。
二つ目は、四年間の演習と向き合うなかで培った個人ワークへの耐性とリフレッシュ方法の修得です。たゆまず変動する世の中において、解を出すには、お題に対して一人で向き合う時間が欠かせませんし、時にはそうした時間を自らやわらげることも大切だと思います。

文学部での学びが就職活動でどのように活かされましたか?

物事を多角的に見て学び、理解を深めるという過程が、エントリーシートや面接での応募動機・やりたいことの説得力を増すことに寄与していたと思います。
出身のアジア史専攻においては漢文史料に触れるだけでなく、展示館に訪れる機会があったり、有志で教員と共に海外で実地見学したり、様々なアプローチをとる経験を積むことが出来ました。就職活動においても同様に、志望企業のインターンシップ参加、一般公開されているフロア見学、OB・OG訪問を行い、結果として自分の思いを自分らしい言葉で語り、悔いなく臨めたと思います。

文学部生のメッセージ

この機会をきっかけに学生時代を振り返りましたが、改めて大学四年間、学びの機会を沢山いただけていたことを実感しました。読まれている方も、気づかないうちに積みあがっている学びがあると思います。それを卒業後にどう活かしたいかは、皆さま一人ひとりの価値観に因ると思います。価値観探しはどうしても、当てのない旅になってしまうからこそ、これまで時間を共にした周りの人と話をしてみてください。OB訪問も大歓迎です。落ち着いたら、周りの人への恩返し・学校や後輩への恩送りをしてあげてくださいね。

会社情報

就職先
株式会社電通デジタル
業種
広告・出版・マスコミ
会社ホームページ
https://www.dentsudigital.co.jp/